あまりにもあっけなく死んでしまった両親
順番だとわかっていても何てマンガみたいに
葬儀の流れは誰にも教えてもらっていないから
葬儀屋の言いなりになるしかない情けなさ
いつまでも生きて幸せにやっていけると
誰もそんなこと決めていないのに自分で決めた
急に怖くなって静けさの何とすごいこと
頼るものがなくなって煙が道しるべになった
ふいにバッタが飛んでトンボが横切った
誰にも人生があってどこで途切れるかわからない
橋が現れたら勝手にわたっていいのだろうか
向こうの袂に誰かが待っているのだろうか
秋山みつ子と犬仲間たち (著)
「大好き!」しか知らない。果てしなく優しい10の犬物語。
単行本: 219ページ
出版社: 竹書房 (2014/7/31)
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